エバークックで揚げ物はできる?注意点や対策を紹介

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コーティングが長持ちすると人気のエバークック。
エバークックのフライパンで揚げ物調理もできたら、とっても便利ですよね。

深鍋で揚げやすいし、揚げ物もしちゃダメなのかな…。

実際に揚げ焼きなどで使っている方もいると思いますが、果たして問題ないのでしょうか。
そこで今回は、エバークックで揚げ物はできるのか調べました。

結論|エバークックで揚げ物はやめたほうがいい

引用:ドウシシャマルシェ

結論から言うと、エバークックで揚げ物はできません。

と言いたいところですが…
無理矢理できないことはないので、揚げ物はやめたほうがいいという表現が正しいですね。

理由は、高温で使用するとコーティングが劣化するからです。
エバークックの取扱説明書でも、揚げ物はしないように推奨されています。

天ぷら料理等には使用しないでください。
油を使う場合は、油の温度が200℃以上にならないようにしてください。

evercook取扱説明書より

ってことは、200℃以下なら揚げ物してもいいんじゃないの?

色々と疑問が出てきたので、コーティングについてもう少し詳しく見てみましょう。

なぜ揚げ物をするとコーティングが劣化するの?

エバークックのコーティングは熱に弱い

エバークックが揚げ物に向かないのは、エバークック独自のコーティングが関係しています。

エバークックは独自のアンカー構造でふっ素コーティングをかけています。
この技術によりエバークック特有のこびりつきにくさが実現しているのですが、これには1つデメリットがあります。

それは、高温に弱いということです。

高温で使用すると起きる現象
  • 焦げ付き
  • こびりつき
  • 表面が変色する
  • 表面にキズができる

エバークックには保障が付いていますが、高温による損傷はメーカー保証の対象外です。

保障の対象については、こちらの記事で詳しく解説しています。

中火以下での使用を推奨している

じゃあどのくらいの温度で使えばいいの?と思った方も多いと思いますが、公式では中火以下での使用を推奨しています。

ちなみに、火力と温度はこのような関係になっています。

火力と温度の関係
  • 弱火…150℃前後
  • 中火…160℃~180℃
  • 強火…200℃~230℃
    ※IH調理器の場合。
    参考:ブランシエクラブ

取扱説明書でも200℃以下って書いてたから、やっぱり強火はダメなんだね。

揚げ物は気付かないうちに高温になることも

揚げ物は180℃くらいだから、温度計で図りながら揚げれば問題ないんじゃないの?
と思う方もいると思いますが、揚げ物は気付かないうちに高温になっていることもあります。

というのも、油の温度と比べると、フライパン底面の温度はもう少し高いと言われています。

そして残念なことに、一度コーティングが汚れてしまうと元に戻すことは難しいです。

低温で揚げる分にはいいけど、高温で揚げたい場合はやめたほうが無難だね。

さらに高温になると有害ガスが発生する

もう1つ覚えておきたいのが、コーティングに含まれている成分は、360度以上で有毒ガスを発生させてしまうということです。

有毒ガスを発生させるのは、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)という成分。
PTFEは、フライパンのコーティング剤として最も多く使われている成分です。
「テフロン加工」や「フッ素樹脂加工」と明記されている多くのフライパンに含まれています。

PTFE自体は安全な成分なのですが、高温で使用すると以下のような変化が起きます。

PTFEと温度の関係
  • 260℃…成分の劣化が始まる
  • 360℃…有毒ガスが発生する

上記の温度に達するまでには、どれくらいの時間がかかるのでしょうか。
参考までに、油を加熱したときの温度推移を見てみます。

油の温度推移
  • 点火して7分…180℃
  • 点火して12分…250℃(発煙点)
  • 点火して14分…316℃
  • 点火して21分…340~370℃(370℃以上で自然発火)
    ※都市ガス(13A)で大豆油を加熱した場合。
    参考:日清オイリオ

点火して12分で、コーティングの劣化が始まる260℃近くまで到達することがわかります。
意外と早いな、と思った方も多いのではないでしょうか。

有毒ガスが発生するのは自然発火する直前なので、よほどのことがない限り大丈夫です。
しかし、油は目を離すとどんどん高温になるので気を付けましょう。

普段調理する分には問題ないけど、こうした現象が起きるということは覚えておいたほうがいいね。

コーティングに含まれる有害物質ついては、こちらの記事で詳しく解説しています。

揚げ物をしたいときの対策〇選

とはいっても、揚げ物は大好きだから何とかして作りたい!という人も多いですよね。
そこで、エバークックユーザーが揚げ物をしたいときの対策をまとめました。

対策①揚げ焼きにする

揚げものはしないでね、と言ってるエバークックさんですが、揚げ焼きはOKのようです。

というのも、説明書の中にこのような記載がありました。

炒めたり焼いたりなど、フライパンを振る調理以外の煮る、ゆでる、揚げ焼き調理では火にかけた後、必ずハンドルを外して調理してください。熱によって内部が破損し、思わぬ事故につながります。
ロックが緩くなったり、閉まらない、開かない場合はご使用を中止してください。

evercook取扱説明書

なんと、煮る、ゆでるの文字に並んで「揚げ焼き調理」の文字が。
この表現だと、揚げ焼きしてもよさそうですね。

ただし、油が少ないと短時間で高温になりやすいので、温度管理には気を付けましょう。

対策②揚げ物用の鍋を使う

揚げ焼きは便利なのですが、どうしても揚げムラができてしまいますよね。
そこで我が家は揚げ物用の鍋で調理をしているのですが、こちらの四角い天ぷら鍋が便利です。

四角い天ぷら鍋の特徴
  • コンパクトで収納しやすい
  • 少量の油で揚げられる
  • 油の後処理が簡単
  • 横長の揚げ物にも対応できる

実は私、揚げ物に対して「めんどくさい…」という苦手意識を持っていました。
鍋を片付けるのがめんどくさい、油ハネするのがめんどくさい、などいろいろな理由がありましたが、四角い天ぷら鍋を使ってからはこのストレスから解放されました。

揚げ物が苦手な人にこそ使ってほしい商品です。

四角い天ぷら鍋についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、よかったら見てみてください。

対策③コーティングのないフライパンを使う

どうしても高温でフライパンを使いたい場合は、コーティングされていないフライパンがオススメです。

揚げ物に適したフライパン
  • ステンレス
  • アルミ

特に鉄製のフライパンは耐熱性に優れていて、長時間高温で使用できるのでオススメです。
IH調理器で使用できるのも嬉しいポイントです。

番外編…強行突破で揚げ物をしちゃう人も

公式には推奨されていない揚げ物ですが、中には強行突破で使ってます!という人も。

使っちゃいたくなる気持ち、分かりますけどね。
新品じゃないならいいかなぁ、なんてね…(笑)

まとめ|説明書の使用方法は守ろう

これまでのポイントをまとめると、以下のとおりです。

エバークックで揚げ物をする際の注意点
  • コーティングは高温に弱い
  • 加熱しすぎると変形などが起きる
  • 揚げ焼きは可能だが温度に注意
  • 揚げ物用の鍋を用意するのもオススメ


エバークックは、コーティングの構造上、揚げ物調理には向かないことが分かりました。
一度コーティングが傷むと元に戻すことは難しいので、温度管理には十分注意しましょう。

エバークックの口コミレビューはこちらの記事で紹介しています。

気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

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