
エバークックのフライパンには、どんな特徴があるの?

使っている人の正直な声が聞きたい!
こびりつきにくいフライパンとして知名度の高い「エバークック」。
名前は聞くけれど、どこがそんなに違うの?と思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、エバークックを3年以上使っている私が、エバークックの特徴や実際に使ってみた感想ついて紹介します。
デメリットについても正直にお伝えするので、迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
【結論】エバークックは日常使いしやすいが、熱の伝わり方に難あり

結論から言うと、エバークックは、汚れがこびりつきにくく落ちやすい、本体が軽いといった点が特徴で、使いやすさを重視したい人に向いています。
一方で、強火に弱い、熱伝導率が悪いといったデメリットもあり、料理のクオリティを求める人にはあまり向きません。

料理が苦手な私は、使いやすさ重視でエバークックを愛用中。
平日は忙しいので助かっています。
料理にこだわる人なら不満が残るかも…。
エバークック(evercook)ってどんなフライパン?

エバークックは、2016年に株式会社ドウシシャにより開発されました。
調理のしやすさやお手入れのしやすさにこだわった、「ずっと使いたくなる」がコンセプトのフライパンです。
累計販売台数は700万枚以上。
最近ではヒルナンデスなどのTVや雑誌などでよく紹介されています。

- 雑誌「LDK」フライパン部門 1位(2020年)
- 雑誌「MONOQLO」フライパンコーティング部門 1位(2021年)
- 「サタプラ」コーナー内ひたすら試してランキングフライパンランキング 1位(2022年)

いろいろなランキングで1位に選ばれているのね~。
でも、知りたいのは実際に使っている人の口コミよね。
【口コミ】エバークックを実際に使ってみた感想
【良かった点】使いやすくてお手入れが簡単

我が家は共働きで、平日はとにかく時間がない!
そんなときにエバークックを導入して、使いやすさやお手入れのしやすさに助けられました。
まずエバークックを買って驚いたのが、フライパンの表面がツルツルしていること!
コーティングの表面に凹凸がないことで、食材がくっつきません。
オムライスなど、扱いが難しい料理も失敗しないようになりました。

また、頑固な油汚れが1回で落ちるようになったことも嬉しい点でした。
これまで油を多く使ったときはフライパンを2~3回洗い直していました。
しかし、エバークックに変えてからは油汚れが1回で落ちるようになり感動!
エバークックは深型のフライパンなので、油跳ねも少なくなりましたよ。


小さな手間だけど、こうした作業が減るだけで家事がぐんと楽になります。
また、エバークックは本体が軽いです。
出し入れしたり洗ったり…というときに、本体が軽いと使いやすいです。
私は今までティファールを使っていたのですが、エバークックの軽さにビックリしました。

実はエバークックは2026年にリニューアルされたため、今のモデルはさらに軽くなっています。
これ以上軽くしてくれるなんて、すごい企業努力…。
【悪かった点】火加減が難しい
エバークックを使っていて感じたデメリットは、強火に弱いこと、熱伝導率が悪いことです。
基本的にどのメーカーのフライパンも強火はNGですが、とくにエバークックはフライパン表面が黒く変色してしまいます。

また、エバークックは熱伝導率があまり良くないので、中央は焼けているけど外側はまだ焼けていない…ということもあります。
使いやすさを取るか、料理のクオリティを取るか、悩ましいところです。
【悪かった点】コーティングは長持ちするけど劣化

また、エバークックはコーティングが長持ちすることを謳っていますが、コーティングは劣化してきます。
エバークックは500日保障を付けるなど、コーティングの耐性に力を入れています。
確かに他のフライパンより劣化しにくいと感じますが、永久にその効果が持続するわけではありません。
私は毎日のようにエバークックを使っていますが、さすがに3年経つとコーティングが劣化してきました。
まだ使えていますが、5年も使えれば十分なのかなぁと思います。

ここからは、エバークックのメリットとデメリットを深堀りしていくよ!
エバークックのメリット3選

- こびりつきにくさが長持ちする
- 汚れが落ちやすい
- 本体が軽い
メリット①|こびりつきにくさが長持ちする
エバークックは、こびりつきにくさが長持ちします。
エバークックは、他社にはないツルすべのフライパンコーティングが施されています。

コーティング剤はフライパン本体の材質と相性が悪く、接着剤でくっつける方法が現在の主流です。
しかしエバークックは接着剤を使わずに独自のアンカー構造を施してコーティングをしています。
そのため、くっつきにくく、はがれにくいフライパンが実現しました。
200万回耐摩耗性・耐食性試験をクリアしています。

また、エバークックにはコーティングのはがれに保証が付いています。
2023年に製品がリニューアルされ、コーティングの保障が500日に延長されました。
商品名 | 保障期間 |
エバークック(フライパン) | 500日 |
エバークック(鍋) | 360日 |
エバークックα | 720日 |
エバークックα(アルファ)はエバークックの上位モデルで、さらに長い720日になっています。
メリット②|油汚れが簡単に落ちる

エバークックのもう1つのメリットとして、油汚れが簡単に落ちることが挙げられます。
エバークックは独自のコーティングによりフライパン表面の凹凸をなくし、油汚れが簡単に落ちるように設計されています。

洗剤も水道代も節約できて一石三鳥!
メリット③|本体が軽い

エバークックは、本体の軽さにもこだわったフライパンです。
2025年1月のリニューアルではフライパン本体を最大15%軽量化。
毎日使いやすいフライパンになっています。
フライパン サイズ | 20cm | 24cm | 26cm | 28cm | 28cm (深型) |
重量 | 439g | 627g | 672g | 780g | 819g |
減量率 | 約15% | 約10% | 約12% | 約13% | 約12% |
他社の製品と比較してみると、エバークックのフライパンが1番軽いことが分かります。
メーカー名 | エバークック | ティファール | サーモス | アイリス オーヤマ |
重量 | 672g | 1159g | 900g | 750g |
エバークックのデメリット3選
デメリット①|中火以下でしか使えない

エバークック最大のデメリットは、中火以下でしか使えないことです。
フッ素コーティングが施されているフライパンは、高温に弱いというデメリットがあります。
また、エバークックのコーティングは強火により黒く変色してしまいます。
そのため、エバークックは中火以下でしか使えません。
- 焦げ付き
- こびりつき
- 変色する
- ヒビがはいる
エバークックには保障が付いていますが、高温による劣化は補償対象外のため注意が必要です。




デメリット②|熱伝導率が悪い
エバークックは、他のフライパンと比較すると熱伝導率が悪いです。
理由としては、フライパン底面の火力に触れる面積が小さいこと、中心部が盛り上がった形状であることなどが挙げられます。
こちらは同じサイズのフライパンを比較した写真です。
エバークックのほうが火力に触れる面積(シルバーの部分)が少ないことが分かります。

また、エバークックのフライパンに水を入れてみると、中心部が盛り上がっていることが分かります。
これは軽量化しているIH対応のフライパンに多い現象で、調理時のフライパン膨張を防ぐ目的があります。

しかし、油が均等にまわらない、熱の伝わり方にムラがあるといったデメリットにも繋がってしまいます。
デメリット③|コーティングはいずれ劣化する
最後のデメリットは、コーティングはいずれ劣化するということです。
確かにエバークックが他の製品と比べると長持ちすることは事実です。
しかし、現代の技術でコーティングを剥がさずに使い続けることはできません。
これは、残念ながらどのメーカーのフライパンを使っても一緒です。

コーティングを復活させる方法としては、
- 業者にコーティングしてもらう
- 市販のコーティング剤を塗布する
の2つがあります。
しかし、塗装業者にコーティングを依頼するとフライパン1つにつき2~3,000円+送料がかかります。
また、市販のコーティング剤を使って自分で塗布する方法もありますが、塗りムラができやすいです。
コストや労力を考えると、よほど大事なフライパンでない限り買い替えたほうがいいでしょう。
エバークックでよくある質問
最後に、エバークックのよくある質問をまとめました。
- Qエバークックはガス火とIHどちらでも使える?
- A
ガス火専用はガス火しか使えません。
IH兼用はどちらでも使えます。
エバークックには、ガス火専用のフライパンと、IH兼用のフライパンの2種類があります。
ガスコンロを使っている方はどちらでも使えますが、IH調理器を使っている方はIH兼用のフライパンを選んでください。
ガス火を 使っている人 | IHを 使っている人 | |
ガス火専用 フライパン | ![]() | ![]() |
IH兼用 フライパン | ![]() | ![]() |
取っ手が外せるフライパンはIH兼用のみなので、注意が必要です。
- Q取っ手や蓋は別で買うべき?
- A
手持ちの取っ手や蓋で代用できることもあります。
エバークックには、専用の取っ手やフライパンが販売されています。
しかし、ティファールやニトリなど、他社の製品でも兼用できる可能性があります。
特に取っ手は高確率で兼用できるので、わざわざ取っ手を別に買う必要はないでしょう。

個人的には、エバークックの蓋は使い勝手がいいのでオススメです。
エバークックは20cmから26cmのフライパンに対応できます。
また、ハンドルが回転するのでフライパンを立てたり、コンパクトに折りたたむことができます。

蓋や取っ手も欲しいなら、セットで揃えたほうが安いです!
- Qどこで買うのが安い?
- A
量販店の初売りかブラックフライデーが一番安い!
今すぐ欲しいなら楽天やAmazonがおすすめ。
エバークックのセット商品は、量販店の初売りやブラックフライデーなどで一気に安くなります。
オススメはイオンとドンキで、6~8点くらいのセットが1万円くらいで買えます。

今すぐ欲しいという方は、楽天やAmazonなどのECサイトでも安く買うことができます。
ネットで購入するメリットは選べる商品の種類が多いことです。
楽天では店舗にない限定カラーもあり、デザインを重視したい人にはネットでの購入がおすすめです。
- Q初めて買う人へのオススメは?
- A
LDKランキング1位のエバークックαがおすすめです。
どのエバークックを買おうか悩んでいる方には、LDKランキングで1位になったエバークックαの26cmがおすすめです。
一番使いやすいサイズで、コーティングの耐久性もお墨付きです。
取っ手のとれるシリーズを探している人には、こちらの7点セットがオススメです。
フライパン、鍋、取っ手、蓋がセットになっていて、単品で揃えるより断然お得に購入できます。

限定カラーのグレージュが可愛い。
まとめ|エバークックで料理のモチベーションを上げよう
エバークックの特徴をまとめると、以下の通りです。
エバークックは、毎日使いたくなるストレスフリーなフライパンであることが分かりました。
フライパンを変えると料理のモチベーションも変わるので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
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