エバークックのフライパンがいいってよく聞くけど、実際どうなの?
使っている人の正直な声が聞きたいな。
こびりつきにくいフライパンとして知名度のある「エバークック」。
名前は聞くけど、他のフライパンとの違いや、メリット・デメリットが気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、エバークックを3年以上使っている私が、実際使った感想を正直にお答えします。
この記事を見て、「エバークック買うのやめようかな…」と思うかもしれません。
しかしエバークックは決して安いフライパンではないので、事前に確認しておきましょう。
【結論】エバークックはこびりつきにくいが、価格や耐熱温度がデメリット
結論から言うと、エバークックはこびりつきにくく、使い勝手の良いフライパンです。
汚れが落ちやすいというのも嬉しいポイントで、普段使いにぴったりのフライパンだと感じます。
ただし、価格が高い、中火以下でしか使えないといったデメリットもあり、注意が必要です。
エバークック(evercook)ってどんなフライパン?
エバークックは、2016年に日本の商社である株式会社ドウシシャが開発したフライパンです。
コンセプトは、「毎日の料理が変わる、あなたの頼れるフライパン」。
調理のしやすさやお手入れのしやすさにこだわり、販売以来何度かリニューアルを繰り返しています。
直近では、2023年にコーティングがリニューアルされました。
◆ツルすべがより長持ち
ドウシシャニュースリリース
独自の製法でふっ素コーティングすることで、こびりつきにくさが長持ちし、調理から後片付けまでストレスフリーな体験ができるのが evercook の特長です。
今回内面ふっ素コーティングの改良を行い、従来製品より食材のこびりつきにくさの指標である、「非粘着性」が向上しました。
また2020年にはLDKフライパン部門で1位を獲得したり、2022年には毎日放送の「サタプラ」コーナー内、「ひたすら試してランキング」のフライパンランキングで1位を獲得したりと、メディアでも度々取り上げられる商品です。
最近知名度が上がってきているのね。
エバークックのメリット4選
メリット①|こびりつきにくさが長持ちする
エバークック最大の特徴として、こびりつきにくさが長持ちするという点が挙げられます。
エバークックはこびりつきにくさと耐久性を徹底研究して生まれた商品です。
独自のコーティング技術が施されたフライパンの表面はツルツルで、油汚れを弾くほど。
また、従来のコーティングは接着剤で無理やりふっ素をくっ付けますが、エバークックは独自のアンカー構造により接着剤を使わずにコーティングしています。
この製造方法により強度が高まり、ツルすべが長続きするのです。
その自信の表れとして、すべての商品に安心保障が付いています。
保障年数は、上記のようにフライパンの種類によって異なります。
エバークックの上位モデルであるエバークックα(アルファ)シリーズは、2年(730日)と長期保障になっています。
メリット②|油汚れが簡単に落ちる
エバークックのもう1つのメリットとして、油汚れが簡単に落ちることが挙げられます。
エバークック独自のコーティングには、油汚れに強いというメリットもあります。
フライパン表面の凹凸がないことで、油汚れが残らない構造になっているんです。
油汚れでギトギトになっても1回のスポンジ洗いできれいに落ちた時には感動しました。
フライパンを何回も洗う作業は労力を使うので、1回で綺麗になると嬉しいですよね。
エバークックの使用感については、この後の項で詳しく紹介しますね。
メリット③|深型で使いやすい
エバークックのフライパンは、深型で使いやすいです。
エバークックでは深型のフライパンが多く販売されています。
セット商品では、ほぼ全てのフライパンが深型で、「エバークック=深型フライパン」として知られています。
(取っ手付きのフライパンなど、一部深型ではない商品もあります)
深型のフライパンは煮物調理ができたり、油がコンロに跳ねにくいといったメリットがあり、持っていると料理の幅が広がります。
メリット④PFOAフリー
エバークックは、PTOAフリーのフライパンです。
フライパンは毎日使うものなので、安全な商品を選びたいですよね。
エバークックのフライパンはPTOAを使用していないことが明記されています。
フライパンに含まれる有害物質について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
エバークックのデメリット3選
これまでエバークックのメリットについてお伝えしてきましたが気になるのがデメリット。
こちらについても、1つずつ紹介していきます。
デメリット①|中火以下でしか使えない
エバークック最大のデメリットは、中火以下でしか使えないことです。
エバークックに施されている独自のコーティングは、高温に弱いというデメリットがあります。
そのため、エバークック公式では中火以下での使用を推奨しています。
具体的には、高温で使用するとこのような現象が起きてしまいます。
またエバークックには保障が付いていますが、高温での使用は補償の対象外となっています。
また、揚げ物調理もできないため注意が必要です。
(揚げ焼きは温度に気を付ければ大丈夫)
デメリット②|値段が高い
エバークックは、他のフライパンと比較すると値段が高いです。
他メーカーのフライパンと価格を比較した表がこちらです。
※26cmのIH対応フライパンを、公式HPの定価で比較。
ご覧のように、エバークックはフライパン業界の中で比較的お高めであることが分かります。
この価格の高さから、なかなか買う気勇気が出ない…という人も多いかもしれません。
高いと考えるか、長く使えるから安いと考えるか、意見が分かれるね。
先ほどの表では定価を紹介しましたが、エバークックはセールを活用すれば安く購入できます。
Amazonや楽天といったネット通販や、イオンの初売りなどが強いです。
デメリット③|取扱店舗が少ない
エバークックは、取扱店舗が少ないです。
エバークックはイオンやホームセンターなどで販売されていますが、ティファールなどに比べると
取り扱いが少ないです。
また、販売されていても商品の種類が少なく、ガス火専用がない、欲しいサイズがない、ということもあります。
実際に商品を見て決めたい!という人も多いので、取り扱いを増やしてほしいですね。
近場で取り扱いがない場合は、ネットで購入しましょう。
エバークックの口コミレビュー
このように、メリットもデメリットもあるエバークック。
エバークックを実際に使ってみて、感じたことをまとめました。
料理の失敗が少なくなった
エバークックに変えてから、料理の失敗が少なくなりました。
今までは、目玉焼き、オムライス、餃子などを焼くときはことごとく失敗していました。
例えば、餃子は皮が剥がれてべろべろになったり。
オムライスは、卵が破れて綺麗に巻けなかったり。
しかし、エバークックは食材がきれいに剥がれるので失敗がなくなりました。
苦手だったオムライスも、破れず綺麗に包めるようになりました。
見た目が綺麗に作れると、テンションが上がるよね。
フライパンが気に入ったので、卵焼き用のフライパンも追加購入。
卵焼きも綺麗に巻けるので、作るのが楽しくなりました。
片付けが楽になりストレスが減った
エバークックにしてから、後片付けが楽になり料理のストレスが減りました。
料理が嫌いな理由の1つが、後片付けが面倒なことです。
特に鍋やフライパンなどは、2~3回洗わないと汚れが落ちずストレスになっていました。
しかし、エバークックのコーティングはツルすべ加工で汚れ落ちもスムーズ。
こちらはお肉を焼いた後のフライパンなのですが、油を弾いているのが分かります。
そのため汚れも落ちやすく、軽くスポンジで洗うだけで綺麗になります。
洗剤が減るスピードも遅くなった気がします。
個人的には手荒れがひどいので、一回で洗るのはとても助かっています。
後片付けが楽になると、自分の時間も増えるよね。
強火で使えないのは不便…
唯一不便だと感じた点は、強火で使えないということです。
私はせっかちなので、中身を沸騰させたいときなどは火力を強火にしたくなります。
また、料理によっては強火でサッと炒める!なんていう工程もありますよね。
そんな時に中火以下で使わないといけないのは不便です。
先日、旦那が餃子を焼いてくれたのですが…
知らずに強火で使ってしまい、見事にフライパンが黒くなりました。
買って2か月しか経っていなかったのでショックでした。
また、揚げ物ができない点も、フライパンで揚げ物をしていた私にとってデメリットでした。
そこで、これを機に四角い天ぷら鍋を購入。
最近はこちらで揚げ物をしているので、特に不便は感じていません。
エバークックでよくある質問
最後に、エバークックのよくある質問についてまとめました。
よくある質問①ガス火とIHどちらでも使える?
- Qエバークックはガス火とIHどちらでも使える?
- A
どちらでも使えます。
エバークックには、ガス火専用のフライパンと、オール熱源のフライパンの2種類があります。
ガスコンロを使っている方はどちらでも使えますが、IH調理器を使っている方はオール熱源のフライパンを選んでください。
ただし取っ手が外せるタイプはオール熱源のみなので注意してください。
よくある質問②カラーのバリエーションは?
- Qカラーバリエーションはどれくらい?
- A
オール熱源タイプはたくさんありますが、ガス火専用は1色しかありません。
カラーのバリエーションは、オール熱源タイプのほうが豊富です。
ガス火専用フライパンは、ネイビー(2023年まではオレンジ)の1色しかありません。
一方、オール熱源タイプは、レッド、アイボリー、ピンク、ブルーなどさまざまなカラーが販売されています。
また、取っ手も木目調になっているデザインがあったりと、見た目もオシャレ。
デザイン重視なら、ガスコンロでもオール熱源タイプを選ぶというのもアリですね。
ただし、オール熱源タイプのほうが本体が重いといったデメリットもあります。
ガス火専用の違いについてまとめた記事も参考にしてみてください。
よくある質問③取っ手や蓋の別売りはある?
- Q取っ手や蓋の別売りはあるの?
- A
どちらも別で購入できます。
エバークックの取っ手や蓋は別売りで購入することができます。
実店舗では取り扱っていないことが多いので、ネット通販で購入するのがオススメです。
参考までに、エバークックの蓋は2種類あります。
こちらの蓋は、自立する点と、20~26cmの幅広いサイズに対応しているのが特徴です。
私はこちらの蓋を使用しているのですが、2種類のフライパンに使えるのは便利な一方、かなり場所を取ります。
私のキッチンでは、蓋が大きすぎて奥の鍋がIHの線からずれてしまいます。
キッチンを広く使いたい方はこちらのガラス蓋のほうがいいかもしれません。
ただし、私が以前使っていたティファールでは取っ手や蓋に互換性がありました。
自宅に取っ手や蓋がある人は、そのまま使うことができるかもしれません。
まとめ|エバークックで料理のモチベーションを上げよう
エバークックの特徴をまとめると、以下の通りです。
エバークックは、毎日使いたくなるストレスフリーなフライパンであることが分かりました。
私のような不器用な人でも、きっと料理の腕が上達しますよ。
フライパンを変えると料理のモチベーションも変わるので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
他のフライパンも見てみたい!と思った方には、愛用しているティファールとの比較記事もオススメです。
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