こすらずに60秒待つだけでお風呂掃除ができる「バスタブクレンジング」。
お風呂掃除が簡単になるから使ってみたい!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この商品には、ノーマルタイプと銀イオンプラスというタイプがあります。
そして、この2種類は価格や成分に違いがあるんです。
違いが分からないと、どちらを買うべきか迷ってしまいますよね。
この記事では、商品の違いやおすすめの選び方をご紹介しています。商品選びの参考にしていただけると幸いです。
この記事を読むと、どちらを選べばよいかが分かりますよ♪
バスタブクレンジング銀イオンプラスの価格は?
銀イオンプラスのほうが高いが、販売元によっては安いことも
ノーマルタイプと銀イオンプラスでは、銀イオンプラスのほうが高いです。
といっても販売価格は、販売元よってばらつきがあります。
では、実際にどのくらいの価格で販売されているのでしょうか。
まずは、ネットショッピング大手の「楽天24」と「Amazon」で比較してみました。
(2022年12月現在)
楽天24での販売価格がこちらです。
楽天24 販売価格 |
バスタブクレンジング | バスタブクレンジング 銀イオンプラス |
|
本体(500ml) | 365円 |
426円 |
|
詰 替 用 |
450ml | 192円 | 取り扱いなし |
800ml | 379円 | 470円 | |
800ml (3袋セット) |
1,138円 | 1,412円 |
楽天24では、ボトル単品と詰め替え用がそれぞれ販売されています。
取り扱いのない商品もありますが、全てにおいて銀イオンプラスのほうが高いことが分かります。
800mlに関しては3袋セットがありますが、1袋当たりの値段でみてみると単体で購入した場合と変わりなく、特にお買い得というわけでもありません。
ただ、楽天スーパーセールなどではポイントバックされるため(20%が多い)、タイミングによってはお得に買うことができます。
次は、Amazonでの販売価格です。
楽天24 販売価格 |
バスタブクレンジング | バスタブクレンジング 銀イオンプラス |
|
本体(500ml)+ 詰替用(800ml) |
828円 |
822円 |
|
詰 替 用 |
450ml | 取り扱いなし | 取り扱いなし |
800ml | 取り扱いなし | 取り扱いなし | |
800ml (3袋セット) |
979円 | 1,251円 |
Amazonでは本体のみや詰め替え用単体の販売はないようです。
しかし本体+詰め替え用のセットを見ると、通常タイプより銀イオンプラスのほうが安いという驚きの結果に。
800mlの3袋セットに関しても、楽天より安く購入することができるので、ネットで購入する場合は楽天よりもAmazonで購入したほうが安く買えそうです。
また不定期でクーポンが出るので、タイミングが合えばさらに安く購入できます。
では、実店舗で購入するとどれくらいの値段なのでしょうか。
参考までに、近所のドラッグストアの価格がこちらです。
某ドラッグストア 販売価格 |
バスタブクレンジング | バスタブクレンジング 銀イオンプラス |
|
本体(500ml) | 248円 |
298円 |
|
詰 替 用 |
450ml | 198円 | 158円 |
800ml | 278円 | 348円 |
やっぱり銀イオンプラスのほうが高いなぁ…
でもさっきの表より安いね!
ご覧の通り、実店舗のほうが全てにおいてネットで購入するより安いです。
できるだけ安くしたい場合は、近所のドラッグストアなどで購入することをオススメします。
(価格は店舗によって異なるので、購入前に楽天やAmazonと比較しましょう!)
参考記事でも解説していますが、バスタブクレンジングは広範囲にスプレーするため1回の使用量が多く、詰替用のストックがあると安心です。
詰替用をこまめに買い足すのが大変な場合は、ネットでまとめ買いするのも1つの手です。
先ほども述べたように、楽天のセールでは20%ポイントバックが付いたり、Amazonのセールでは割引価格になったりすることが多いので、タイミングによっては安く購入することができます。
実店舗とネットを上手く使い分けて購入しましょう。
銀イオンプラスは普通の洗剤よりは割高
今度は、同メーカーのこすり洗いが必要な「おふろのルック」と比較してみます。
今回は楽天24の販売価格で比較してみます。
バスタブクレンジング |
おふろのルック |
||
ノーマル | 銀イオンプラス | ||
販売価格 | 365円 |
426円 | 312円 |
内容量 | 500ml | 500ml | 400ml |
1ml あたりの価格 |
0.73円 | 0.85円 | 0.78円 |
1ml当たりの価格で見てみると、ノーマルタイプがお風呂のルックとほとんど同じ価格に対し、銀イオンプラスは0.07円高い計算に。
仮にお風呂のルックを500ml使ったとしても約390円なので、40円弱しか変わらないことになります。
銀イオンプラスのほうが性能が良いと考えると、それほど大きい差ではないように感じます。
しかし、ノーマルタイプはお風呂のルックよりさらに安く済みますし、バスタブクレンジング自体も1回の使用量が多いのでコスパに響いてきます。
上記を考えると決してコスパの良い商品というわけではありません。
高くてもそれなりの効果があればいいけど、どうなんだろう?
バスタブクレンジング銀イオンプラスとノーマルタイプの成分を比較
バスタブクレンジング銀イオンプラスの特徴は4つ
では、バスタブクレンジング銀イオンプラスにはどのような特徴があるのでしょうか。
まずノーマルタイプと銀イオンプラスに共通する特徴が「無力化洗浄」と「むらなく広がるミスト」。
さらに銀イオンプラスだけの特徴が「抗菌」と「ピンク汚れの予防」です。
つまり、銀イオンプラスには2つの特徴があることになりますね。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
共通する特徴の1つ目は、「無力化洗浄」。
カルシウムを除去し、こびりつく力を無力化させることを「無力化洗浄」と呼んでいます。
きちんと掃除をしないと、浴槽がザラザラしますよね。
これは、水道水に含まれているカルシウムが表面に残っているからです。
カルシウムとは、俗にいう水垢の原因物質です。
よく窓やガラスに水垢がついて白くなることがありますが、その原因はこのカルシウム。
バスタブクレンジングではこのカルシウムをふやかすことで、60秒後にシャワーの水圧だけで汚れが剝がせるようになっているんです。
2つ目は、「むらなく広がるミスト」。
バスタブクレンジングのもう1つの特徴が、1プッシュで広範囲に洗剤を噴射できること。
公式HPによると、1プッシュで1mスプレーできるそうです。
また、噴射した範囲が分かるように洗剤が青色になっています。
では次に、バスタブクレンジング銀イオンプラスだけの特徴を詳しく見てみます。
まず1つ目の、「抗菌」について。
バスタブクレンジング銀イオンプラスは、その名の通り銀イオンが配合されており、この成分が抗菌作用をもたらしてくれます。
銀イオンはバクテリアなどに対して強い殺菌効果を示す成分です。
加湿器の除菌や消臭スプレーなど私たちの身近なところで利用されているので、安心して利用できます。
次に2つ目の「ピンク汚れの予防」。
ピンク汚れの原因はロドトルラという成分。
カビの仲間かと思われがちですが、実は酵母菌の一種です。
バスタブクレンジング銀イオンプラスには、このロドトルラを予防する効果もあるんです。
繁殖の条件はカビと同じく「湿度」「温度」「養分(皮脂など)」の3つが揃うことですが、カビと比べて繁殖スピードが速いのが特徴です。
ロドトルラは黒カビのようにこびりつくことはないため、スポンジなどでこすれば簡単に落とせます。(参考:東京ガスくらし情報サイト)
スポンジで落ちるとはいっても、ピンク汚れは気付いた頃には色々な所に広がっているので厄介です。
何か所もこすり洗いをするのは面倒なので、この効果は嬉しいですね。
バスタブクレンジング銀イオンプラスの成分表記をチェック
バスタブクレンジング銀イオンプラスは、どのような成分でできているのでしょうか。
ライオンのHPに記載されている成分を比較してみました。
機能名称 | 成分名称 | |
バスタブクレンジング | バスタブクレンジング銀イオンプラス | |
バランス剤 | 水 | 水 |
金属封鎖剤 | エチレンジアミン四酢酸 | クエン酸、エチレンジアミン四酢酸 |
界面活性剤 | ポリオキシエチレンアルキルエーテル、 アルファオレフィンスルホン酸ナトリウム、 純石けん分(脂肪酸カリウム) |
アルファオレフィンスルホン酸ナトリウム、 ポリオキシエチレンアルキルエーテル、 純石けん分(脂肪酸カリウム) |
溶剤 | ジエチレングリコールモノブチルエーテル | ジエチレングリコールモノブチルエーテル |
pH調整剤 | 水酸化ナトリウム | 水酸化ナトリウム |
除菌剤 | 銀化合物、除菌剤 | |
安定化剤 | 安定化剤 | |
香料 | 香料 | 香料 |
増粘剤 | キサンタンガム | キサンタンガム |
着色剤 | 着色剤 | 着色剤 |
バスタブクレンジング銀イオンプラスのみ銀化合物が配合されていることが分かります。
また、銀イオン以外にもバスタブクレンジング銀イオンプラスのみに配合されている成分が結構ありますね。
例えば、界面活性剤の成分。
「ポリオキシエチレンアルキルエーテル」は両方の商品に含まれている成分です。
こちらは、家庭用・工業用洗剤として最も多く使用されている洗剤です。
一方、「アルファオレフィンスルホン酸ナトリウム」はバスタブクレンジング銀イオンプラスのみに配合されている成分です。
この成分も一般的に使用されている成分ですが、洗浄力、起泡力、生分解性に優れています。(参考:日本界面活性剤工業会)
この界面活性剤をはじめ、バスタブクレンジング銀イオンプラスのほうがより多くの成分から構成されています。
バスタブクレンジング銀イオンプラスのほうが高い理由も納得ですね。
バスタブクレンジング銀イオンプラスの使用感は?
私は普段ノーマルタイプを使っているのですが、今回は銀イオンプラスの商品を1本使い切って検証してみました。
スプレーしたときの様子がこちらです。
右がノーマルタイプ、左が銀イオンプラスです。
見た目は全く同じですよね。
噴射される量も同じでしたが、銀イオンプラスのほうがまんべんなく噴射される気がしました。
ボトル裏面に記載されている使い方はこちらです。
- 浴槽をシャワーなどで濡らす。
- 浴槽上部から底部にかけてまんべんなくスプレーする。
→このとき広範囲にスプレーするためにレバーをゆっくり引く。 - 60秒後に洗い流す。
この方法で1か月間検証しました。
その結果、浴槽の汚れについてはノーマルタイプとのあまり違いが分かりませんでした。
一方で、床や排水溝付近などピンク汚れが発生しやすいところは銀イオンプラスのほうが効果的でした。
浴槽の汚れに関しては、ノーマルタイプでもそれなりの効果があったので、わざわざ銀イオンプラスにする必要が無いように感じました。
Amazonや楽天のレビューを見てみても、ノーマルタイプとの違いが分からないという書き込みが見受けられました。
また公式には表示がありませんが、私はピンク汚れもノーマルタイプである程度抑えることができると感じました。
ただし床や排水溝付近などピンク汚れが発生しやすいところは銀イオンプラスのほうが効果的でした。
ノーマルタイプでも使わないよりは予防できますが、銀イオンプラスのほうがピンク汚れが発生に憎いなと思いました。
銀イオンが入っているという安心感もありますよね。
- とにかくコスパを押さえたい
- 浴槽の掃除だけできればよい
- 除菌効果が欲しい
- 床や排水溝の汚れもしっかり予防したい
夏場や梅雨など、菌が繁殖しやすい時期は銀イオンプラスを使うというのも手だね!
まとめ|自分に合ったタイプでお風呂掃除を楽にしよう!
いかがでしたか?
今回は2つのタイプを比較しましたが、どちらの商品もメリットがありました。
なるべくお風呂掃除に時間をかけたくない人、お金をかけたくない人、考え方は人それぞれ。
自分のライフスタイルに合わせて商品を選んで、お風呂掃除を楽にしましょう!
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