こびりつきにくいフライパンとして抜群の知名度を誇るティファール。
お値段もそれなりですが、どれくらいコーティングに耐久性があるのか気になりますよね。
1回買ったら何年くらいもつかな。
実際に使っている人は何年くらいで買い替えてるんだろう?
そこで今回は、実際に買い替えた私の体験談などから、ティファールのコーティングの寿命について解説していきます。
【結論】ティファールのフライパンは2~3年が寿命
結論から言うと、ティファールのフライパンの寿命は使用環境によって変わります。
しかし、購入してから2〜3年で劣化する事が多いです。
ティファール公式では、使い方によって大きく変わるので一概には言えない、という表現をしています。
しかし、実際には2~3年で買い替えたという口コミが多いです。
かくいう私も3年でフライパンを買い替えました。
ティファール公式の見解は「年数で表すことは困難」
まずティファール公式では、コーティングの寿命について年数で表すことは困難という表現をしています。
公式サイトのよくあるご質問というページに、コーティングの耐久年数について回答が載っています。
- Qふっ素樹脂コーティングの耐久年数はどれくらいですか?
- A
使用状況・使用頻度によって異なるため、年数で表すことは困難です。
引用:ティファール公式
「○年くらい」と書いてくれれば目安になるのですが、なんだか曖昧な表現です…。
確かに一概には言えないけど、だいたいの目安が知りたいな。
使い方によって変わるとはいえ、、どのくらいが平均なのか気になりますよね。
そこで、我が家の体験談や口コミなどから、おおよそのコーティングの寿命を調べました。
我が家のティファールは3年でコーティングが剥がれた
まず我が家の体験談ですが、使い始めて3年でコーティング剥がれました。
1番最初に購入したのは2016年。
そこから2回ほどティファールのフライパンを買い替えて現在に至ります。
油を敷いても食材がフライパンにくっつくようになることがいつも劣化に気付くきっかけです。
買い替える前の写真を撮ってみました。
コーティングが剥がれると、表面が毛羽立つようにザラザラしてきます。
さらにそのまま使っていると、コーティングが剥げて傷ついたところがサビてきます。
さらに着脱式フライパンの場合は、フライパンのふちもボロボロになってきます。
ここまでくると、さすがに買い替えを検討しなくてはいけません。
私も最初は我慢して使っていましたが、こびりつきに耐えきれず買い替えを決意しました。
ティファールの取っ手はどのモデルでも共通なため、本体の買い替えだけで済みます。
私は楽天市場で、ポイント還元も合わせて実質4,000円ほどで買いました。
4,000円でストレスから解放されるなら、もっと早く買えばよかった…。
口コミでも2~3年が寿命という声が多い
ネット上での口コミを見てみても、使い始めてから2~3年でコーティングが剥がれたという声が多かったです。
コーティングの寿命って意外と短いね…。
でも、なかには10年以上使っている猛者もいたよ…。
ティファールのコーティング剥がれは復活する?
コーティングのはがれを復活させたい!
と思う方もいると思いますが、実際のところはフライパン本体を買い替えるほうが現実的です。
なぜなら、コーティングを補強するより買い替えた方が安く済むからです。
コーティングを補強する方法としては、以下の2つが挙げられます。
- コーティング材を自分で買って塗布する
- コーティングをしてくれる会社に依頼する
しかし、市販のコーティング材の相場は3,000円からと、決して安くはありません。
さらにご家庭で塗布すると、コーティングにムラができやすいです。
家庭では難しいとなると、コーティングしてくれる業者に依頼するという選択肢が挙がってきます。
しかし、こちらも相場は2〜3,000円前後で、さらに別途往復の送料がかかります。
また、ティファールのフライパンには特殊なコーティングが施されているため、業者に依頼しても全く同じコーティングを施すことは難しいです。
以上のことから、ティファールのコーティングはがれを復活させたいのであれば、潔く買い替えてしまうのがオススメです。
よほど大切なフライパンでなければ、消耗品と割り切って買い替えるのが良さそう。
ティファールのコーティングは剥がれると害がある?
はがれたコーティング剤を口にするのは有害なのでは、と思う方も多いと思います。
しかしティファールのフライパンは温度を正しく守れば安全に使えます。
フライパンのコーティング剤で有害とされている成分は、PFOA、PFOS、PTFEの3つです。
このうちPFOAとPFOSについては、コーティングに含まれていないと公式が明言しています。
- Qふっ素樹脂コーティングには、環境や健康に有害とされているPFOA、PFOSは含まれていますか?
- A
いいえ、含まれていません。安心してご使用ください。
引用:ティファール公式
でも、PTFEは含まれているってことよね…。
大丈夫なの?
確かにティファールのコーティングにはPTFEが含まれていますが、PTFEは360度以上で使用しない限り有害物質を出すことはありません。
360度以上というのは、天ぷら油が自然引火してしまう温度と同じくらいの高温です。
そのため、一般のご家庭で使う分には問題ないと考えて良いでしょう。
仮にふっ素樹脂コーティングが体内に入ってしまっても、吸収されずそのまま排出されます。
- Q剥がれてしまったふっ素樹脂コーティングを食べてしまったかも?
- A
食品衛生法に基づく基準に適合したものです。万一、体内に入ってもそのまま排出されてしまい、体には無害です。また、ふっ素樹脂は、その安全性から医療器具にも使われています。
引用:ティファール公式
PTFEは、ほとんどのフッ素樹脂コーティングフライパンに含まれているよ。
なるほどね~。
コーティングを長持ちさせるコツはあるの?
ティファールのフライパンを長持ちさせるコツは?
ティファールのコーティングを長持ちさせるコツは、3つあります。
急激な温度変化を避ける
1つ目は、急激な温度変化を避けることです。
なぜなら、急激な温度変化はフライパンのコーティングを傷める原因になるからです。
具体的に急激な温度変化をもたらす使い方としては、このような例が挙げられます。
- 空焚きをする
- 強火で長時間加熱する
- フライパンが熱いうちに水につける
空焚きをしたり、強火で長時間加熱すると、急激にフライパンの温度が上昇してしまいます。
また、フライパンが熱いまま水に付けてしまったり、すぐに洗ってしまうと、膨張率によって表面のコーティングが剥がれやすくなってしまいます。
フライパンの適温は180℃と言われていますが、エバークックには、フライパンの中心部が180℃になると知らせてくれるマークがあります。
こうした機能を活用して、適温での加熱を心がけましょう。
マークが消えたらすぐに食材を入れよう。
金属製の調理器具やスポンジを使わない
2つ目は、金属製の調理器具やスポンジを使わないことです。
金属のヘラやトングなどは、コーティングの表面を傷つける原因となります。
シリコン製や木製の調理器具を使うようにしましょう。
また、フライパンを洗う際は金属製のたわしなどを避け、柔らかいスポンジで洗うようにしましょう。
必ず油をひいて使う
3つ目は、必ず油をひいて使うことです。
食用油には、フライパン表面のコーティングを保護してくれる効果があります。
空焚きの防止にも繋がるので、少量の油を敷いて使うようにしましょう。
煮込んだり茹でたりするときは油をひかなくても大丈夫です。
まとめ|コーティングが剥がれたら潔く買い替えよう
いかがでしたか?
最後に、ティファールのフライパンのコーティングについてのまとめです。
ティファールのフライパンは、2〜3年で寿命になることが多いということが分かりました。
ただし、使い方に気を付ければ長く使うことができます。
一度剥がれてしまったコーティングを元通りに戻すことは難しいので、劣化した際は買い替えたほうが良いでしょう。
筆者がティファールとダブルで愛用しているエバークックもオススメです。
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