ティファールはPFOAフリーであることを謳っていますよね。
しかし、いつから有害物質が含まれなくなったのかという情報は、ネットを探しても見当たりません。
昔買ったティファールをずっと使っているから心配だわ。
有害物質が含まれたフライパンだったら嫌よね。
ティファールの公式HPを見ても、全ての商品においてPFOAフリーであることは記載されていますが、いつからPFOAフリーになったのか、という説明はありませんでした。
そこで今回は、ティファールはいつからPFOAフリーになったのか、公式に直接問い合わせた結果をまとめました。
【結論】ティファールは販売当初からPFOAフリー!
結論から言うと、ティファールの商品は販売当初からPFOAフリーとのことでした。
公式に確認したので間違いないですね。
古い製品でも大丈夫なのね。
安心したわ~。
筆者が問い合わせをしたのは取っ手の取れるティファールです。
このシリーズが販売されたのは1998年~なので、少なくともこの頃にはPFOAフリーであったと考えられます。
では、公式の回答についてもう少し詳しく見てみましょう。
そもそもPFOAフリーとは?
PFOA(ピーフォア)とは、フライパンのコーティングに含まれる有害成分のことです。
PFOAフリーとは、PFOAを使用していない商品のことを指します。
どうしてPFOAが有害成分と言われているの?
PFOAは有機フッ素化合物の一種で、水や油、熱に強いといった性質からフライパンなどのコーティング剤に多く用いられていましたが、発がん性がある物質として規制されるようになりました。
環境省は2020年にPFOAを人の健康の保護に関する要監視項目に指定しました。
これにより、現在はPFOAは半導体など特定の製品にしか使用できないようになっています。
また、2021年からはPoPs条約により輸入・輸出も禁止されています。
2023年には国際がん研究機関(IARC)によりグループ2B(発がん性がある可能性がある物質)に指定されました。
現在は調理器具に使用すること自体違反なのね。
規制される前は使われていたと考えると怖いね…。
実は、筆者はフライパンについては買い替えていますが、鍋は10年以上前のものを使っています。
規制される前の商品なので、PFOAフリーなのかティファールに直接問い合わせをしました。
ティファール公式に問い合わせた結果
ティファールでは、公式サイトのお問い合わせページから問い合わせができます。
問い合わせ方法は電話、LINEチャットサポート、メールから選べます。
今回はメールにて問い合わせをしました。
問い合わせの内容はこんな感じです。
すると、2日後にティファールから電話が掛かってきました。
言葉遣いの優しい女性の方が電話してくれました。
メールをお送りしたのですが、送信エラーになってしまったので、直接お電話させていただきました。
あとで確認したところ、Gmailの容量がなくで受信できない状態でした。
(すみませんでした…)
当社の製品について、ご心配をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。
お問い合わせの件ですが、取っ手の取れるシリーズについては販売当初からPFOAフリーとなっております。
○○様が使われている製品もPFOAは含まれておりませんのでご安心ください。
なんと、取っ手の取れるシリーズについては全てPFOAフリーとのこと。
ついでに、コーティングの剥がれについても聞いてみました。
コーティングについては、たとえ摂取してしまっても体内に吸収されない成分を使用しています。
そのためコーティングが剥がれた状態で使用しても問題ないですが、こびりつきなどが気になる場合はお買い換えを検討ください。
とのことでした。
詳しく解説すると、ティファールのコーティングにはPTFEというフッ素樹脂成分が使われています。
PTFAはPFOAと化学構造式が似ているため有害物質と思われがちですが、360度以上の高温にならない限り有毒ガスは発生しないという特徴があります。
また体内に吸収されない成分であるため、特に規制はありません。
そのためPTFEは現在も多くのフライパンに使用されています。
360度は油が自然発火するくらいの高温だから、調理に使う分には問題ないってことね。
PTFEも気になる時はどうしたらいい?
PTFEも気になる方には、グリーンパンがオススメです。
PFOAもPTFEも含まれていない、化学物質不使用のフライパンです。
まとめ|ティファールの製品は安心して使用できる
いかがでしたか?
最後に、ティファールのPFOAについてのまとめです。
ティファールでは、取っ手の取れるシリーズにおいて、全ての商品にPFOAが含まれていないことが分かりました。
昔から愛用している人も、安心して使用することができますね。
ただしPTFEは含まれているので、化学物質を全て取り除きたいという方はセラミック製や鉄製のフライパンを検討しましょう。
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